なぜニートが生まれるのか?
どうしてニートは生まれるの?
日本では現在ニートが50万人くらいいると言われておりますが、そもそもどうしてこんなにもニートが多くなってしまったのか?今日はそれについて考えます。
現代の日本では少子化、超高齢社会、いじめなど様々な社会問題がありますが、その中でまた問題となっているのがニートの増加です。
ニートとは就学、就労、職業訓練のいずれも行っていない人を指しますが、日本のみならず世界で問題になっています。
日本においてはゲームやアニメの文化の発達がニート増加の一つの要因として考えられます。
ひと昔前は社会に出ることはお金を稼ぐことだけではなく、社会的身分を得ることや人との繋がりを作る上で重要なことだったかと思います。
しかし、今では仕事と趣味をはっきり分けて生活する人が増えています。
その背景にはネットの普及が挙げられます。
ネットを利用すれば、社会に出なくとも人との繋がりを得ることができるし、その世界で有名になったり、地位を得ることができます。
例えばインターネットを利用したオンラインゲームでは、見ず知らずの人達と対戦や協力プレイができ、その中でチャットをし、コミュニケーションを取ることもできます。
そのゲームの中で実力のあるプレイヤーになれば、ゲームの世界では有名になれますので、自分の居場所を作ることができます。
つまり、社会に出なくとも社会で成したいことができてしまうのです。
社会で居場所を失った人や失敗してきた人、認めれらなかった人たちはネット上で自分の居場所、成功、認められようとするしかないのです。
ニートとは決して他人事ではないと僕は思っていますし、ニートの人が悪いとは思いません。
社会に出て働くことに対しての辛さ、自分のしたいことができないといった部分を感じているから起きる結果に過ぎないことです。
競争社会である日本ではどうしても格差は生じてしまいます。
その中でめまぐるしく変わる世界について行けない人はどんどん置いていかれてしまいます。
そういった人たちに再びチャンスを与えることも大事だと思いますし、全ての人に輝けるフィールドって必ずあるはずです。
でも、本人がそのことに気がつけていないだけなんだと思います。
一部の人間達にとって生きやすい社会ではなく、全ての人が生きやすい社会が1日でも早く実現されたらいいなって思っています。