ヤンキーはどうしてヤンキーになったのか?
はじめに
皆さんはヤンキーと聞いてどういう人をイメージしますか?
僕は奇抜なファッション、染めた髪、逆立てた髪の人だとイメージします。
ヤンキーに対してあまりいい印象がないかもしれませんが、僕はヤンキーが悪だと思いません。
そもそも、どうしてヤンキーになる人がいるのか?
今日はそれを考えたいと思います。
もくじ
ヤンキーになる理由
ヤンキーの人がヤンキーになる理由って、一体何なんでしょう?
他の人よりも派手な服装や髪型にするのはなぜでしょうか?
それは、きっと人に認められようととった行動です。
高校では、成績が良いことや部活で大会に出場することで、教師や親から高い評価をもらえます。
反対に学力が悪く、部活もできなければ周囲からの評価も落ちます。
ヤンキーとは周囲から評価されず、認められないことで、自分たちの行き場を無くしたことで起きる行動なのです。
例えば、校則を破って髪を染めたりするのは、自分が特別でありたいと思うからそうするのです。
逆にクラスの皆が髪を染めていれば、染めないことで特別であろうとするかもしれません。
その行動自体を見れば、悪いことかもしれませんが、その行動を起こそうと思ったきっかけは別に悪くないのです。
一生懸命に自分の行き場を探そうとしている姿なのです。
でも、結局は行き場を見つけられず、もっと悪いことをして、自分が特別であろうとします。
だから、ヤンキーの人は誰よりも認められたい、褒められたいという思いが強いはずです。
周囲の人たちがその人のことを学力や部活などの狭い視野で見るのでなく、その人の根本である性格や人間性といった部分を理解するべきです。
その人がなぜそういう行動を起こしたのか?
そこに答えがあります。
『大事なの"何をしたのか"ではなく、"なぜしたのか"です。』
今の日本の教育では少なくともその人を評価するための項目が少なすぎます。
勉強ができて、部活ができることでその人の良し悪しを決めてしまっていいでしょうか?
優等生がいるならば、必ず劣等生も出ます。
これは、必然的にそうです。
もし仮に自分にお前は何をやってもダメだとレッテルを貼られたとしましょう。
どんな気持ちになりますか?
きっと俺はダメな人間だ、勉強では1位にはなれない。じゃあ他のところで1位になるしかない!と思うでしょう。
劣等生とは優等生がいるから発生するのです。
じゃあ最初から優等生なんていなければいいのではないですか?
そうです!
第3者が順位をつけ、評価すること自体がヤンキーを生み出しているのです。
社会がそのように人をダメだと決めつけること、それがその人をダメにしてしまうのではないでしょうか?
終わりに
僕自身も高校の時に周囲から認められたいという思いは強くあったので、ヤンキーの人の気持ちは少しわかります。
正攻法で勝てないのであれば、手段を選ばずにでも勝ちたいと思います。
問題なのは現在の社会では評価の仕方が偏っていること・・・
一日でも早く、どんな人でも認められる社会、そんな社会が実現されたらいいと思います。