自殺する人が多いのはなぜ?
はじめに
日本では年間およそ2万人の人が自ら命を絶っていると言われています。
この数字を見て皆さんはどう思われましたか?
僕は『日本は非常事態に陥っている・・・このままでは日本の未来に希望がない』と感じました。
戦時中の日本では、年間の自殺者数は1万人を下回っている時もありました。
もちろん、今よりも人口が少ない時代でしたので、自殺者も人口に比例して少なくなります。
しかし、 どうしてこんなにも経済が発展している今日でも自殺者が多いのでしょうか。
もくじ
自殺者数が増えたのはなぜ?
1998年にバブル経済崩壊の影響で、自殺する人が急増し、3万人を超えました。
自殺者増加の原因として、会社の倒産による失業が考えられます。
これは経済的損失も大きいかと思いますが、どうしたらいいのか分からず途方に暮れてしまう人が多いように感じます。
日本人は特に仕事を生きがいとしている人もおり、職を失うことで、自分の生きがいを失ってしまうのです。
つまり、働くためだけに生きている人が多く、そういった人たちが自殺をしてしまうのではないかと思います。
今の時代では食べること、着ること、住むことに困る人はほとんどいないかと思います。
しかし、それでも自殺する人は年間2万人にいます。
僕たちはただ動物のように、獣のように食べて、着て、住むことでは満足できなくなったのです。
社会に進出し、名誉を得ることや地位を獲得したいと願うようになったのです。
または、自分の夢を成すために学校や通ったり、会社で働いているのです。
ただ、生きることに満足できなくなったからこそ、自殺者が増えていると思います。
でも、死んでしまったら全部終わりなのに、どうして自ら命を絶ってしまうんでしょうか・・・?
自殺の根本の原因
どうして、自殺する人が後を絶たないのか、、、?
それは、、、きっと自分自身の価値に気づけていないからです。
自分自身の価値を何かでNo.1になることや勝つことに置いているからではないでしょうか。
具体例を挙げると、有名大学に入ることや有名な会社に入ることです。
それ自体にどれだけの価値があるでしょうか?
確かに有名大学や有名な会社に入れること自体はそれだけ能力、知識があることを証明しております。
ですが、それあくまでもその大学、会社に入る上での話に過ぎません。
学力が高いことや仕事の能力が高いことが人の価値を決めるのではありません。
全ての人はとても貴重で、金のように価値のある存在です。
だって、誰一人として魔法のようにこの世に突然現れた人はいません。
赤ちゃんの時から親に大事に大事に育てられてきたはずです。
でも、僕らはいつも知らず知らずのうちに自分や他人を評価し、誰が上で、誰が下なのかと優劣を決めてしまいます。
誰も上の存在はいないし、下の存在もいないのです。
みんなが自分を、相手を大事にし、争うことのない日が一日でも早くきたらいいなと思っています。